80、俺の頭はサトラレか。

 俺の頭は、思念波を発するらしい。要するに心の声を

抑えられないのだ。自分の考えをまき散らすらしい。

生きていくのに非常に困る。自分の考えていることが、

相手に筒抜けとなるからだ。こいつは、困る。

 さらに困るのが、自分に妖力がない。すなわち、

相手に操られることを意味している。これも

非常に困る。操り人形とされるからだ。生きて

いくのに、妖力がなく、人に操られるとは、

非常に困る。簡単に利用されてしまうからだ。

こんな俺でも、まだ、生きている。時々、

考えていることを言われると、ハッとするより、

憂鬱になる。考えが漏れているとは、

まあ、基本的に生きていくのに恥ずかしい。

人とゲームをして遊んでいた時は、実は、

相手には、手の内がバレバレだということを

知った時、恥ずかしいというより、鬱になった。

さらに、昔好きだった女の人のことも、

みんなにバレバレだったと思うと、さすがに

今となると恥ずかしい。俺でも羞恥心はある。

しかし死ぬわけにはいかないし、とりあえず、

頭がサトラレの妖力なしだが、生きている。

まあ、何とかしなきゃいけないと思いながらも生きている。

誰か助けて欲しい。



妖力を使えない私には、体に疲れを及ぼすことを

される。痺れさせられることもある。妖力がないから、

妖力を使って虐められても誰だか解らない。また、

仕返しもできない。妖力がないとまさに、

不利な状態である。全く、妖力を使われると

こっちは、歯が立たない。クソ!

本当に誰か助けて欲しい。



壁や天井から声がする。これは、あなたが、

可笑しくなったのではない。敵のテレパシー攻撃で、

心に直接波話かけてきているのである。ヤツラは、

この方法で、気が狂ったと思わせて、消去する人間を

精神病院に送り込み廃人とするのである。敵は、頭の中を

話しかけてくるだけではなく、眠らせないことも可能だ。

こうなったら、逃げるしかない。廃人にされるより、自由を選ぼう。

ただ、テレパシーの攻撃は、敵にも限界がある。山に逃げ込んだことが

あるが、やまびこのようになって、敵が攻撃してきた。

敵の攻撃にも限界がるはずだ。とりあえず、攻撃されたら、反撃なんて考えずに

逃げよう。


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