90、ロールズの正義論
古代の正義というのは、アリストテレス、
プラトン、ソクラテス、正義とは一体どのようなものか
プラトンやソクラテスは、
の場合は、分、生まれながらに持っている分
を守る、余計なことは、しない。彼らの言葉によると
節制の徳を守るということ、これが正義。個人の心の中が
そうだし、社会、国家においても、それぞれの構成要素が、
それぞれの分を守る。こういうことだということですね。
アリストテレスの場合には、一般的に、正義とは、宗ということに
表現できるんですけど、その中にもう少し詳しく見ていきますと、
不正を働かせないし、不正を働いていないという状態、これが、
正義。こういうふうに言うことができる。それを壊すヤツがいたら、
元に戻す、正しい状態に回復すること、これが正義であり、
これが、法、裁判に関わることである。こういうふうに
考えたわけですね。元の状態に戻す、元の状態というのは、
何かというと、ソクラテスやプラトンが言っていた同じような分、
というようなものになっていくんだな、彼らの言っていた、
そういう意味で、ギリシャの古代の宗教的な愛というのばベースに
なっている。古代、中世、近世、近代、こういうふうに時代は下ってくるんだけど、
当然、そこに出て来た正義論の、なんといっても中心になってくるは、
キリスト教文化の元での正義論
途中 記述中 某大学教授の授業より